このブログを「不定期掲載にする」という話をしたときに、「家人」が奇妙な顔をした。
何しろ、単身赴任と旅が長いので、私の【生存確認】は、このブログでする以外にない。深夜ブログが更新してあると、どうやら私が生きていることをおぼろげに確認するらしい。それは遠くに住む「娘」や「息子」も同様で、親父の【生存確認】はブログアップ・・・・。
その「家人」が、印象に残っている文章として、私が以前勤めていた企業のことを書いたものについて話した。3年以上毎日文章を書き続け、それ以外にも「メルマガ」や「コラム」を書いているので、個々の文章に関して、書いた本人の記憶は、髪の毛と同じで「薄い」。しかし、コンサルタントとして独立する直前まで勤めていた企業に関する文章の印象は「家人」の中で強かったらしい。
すでに2年近く前に書いた文章を読み返して、タイトルを「原点」と名付けているところを見ると、私もまたそうである。
2007年7月30日の記事を再録します。
【再録始まり】
年に一度、その会社に行く。
実際には、近くを通りかかり時間があればよることもあるのだが、最近は多忙をきわめ、訪ねる回数は大幅に減り、年に一度というところです。
その企業が、年に一度の「ISO 9001」サーベランスの際、立会いに行く。すでに私が同席などしなくても、十分に審査機関との対応ができる会社なのですが、その会社の「品質管理責任者」は律儀に私のスケジュールを尋ね、その日程に合わせて審査機関と「審査日程」を決めるので、私としては行かないわけには行かない。
今日はその「審査日」で、朝8時前にその事務所を訪ねる。
かつて「見慣れた部屋」に入ったとき、ふと気づいた。
「ここに【原点】がある・・・・」

この企業は「5S活動」を行っている会社ではありません。まして私が「企業体質改善」のコンサルティングを行っている企業でもありません。
この会社は「15年前」から、事務所の机の上に「もの」を置いていなったのです。そして、今なお「朝一番」の姿はこうである。この「凄み」は、経営コンサルタントになった今、実によくわかる。
この会社は、以前私が勤めていた会社です。先代が「トンネル屋」として創業した「建設会社」です。私はこの会社に「7年」在籍しました。
地元の、叔父が経営する「建設会社」を辞し、この企業に「再就職」し、「土木部長」「管理部長」を務めました。大手ゼネコンや電力会社の大型工事など単なる中小企業では知りえない技術やマネジメントを学ばせていただいた。企業に属している時は当然さまざまな出来事があり、決して順風満帆とは言えないが、今となってはこの企業で教えられたことは多い。
現実として、「緩みのない組織」に属していたことは、この部屋の佇まいが無言のうちに語っている。
ふと気づくと、工程を書き込んだ黒板の隅に、下手糞な文字が書き込まれている。10年ほど前に私が書き込んだチョークの文字がまだ残されているのです。なんと、10年間、消さずに残されている。

□時間を大切に
□技術練磨
□安全・環境管理
□基本を守り率先実行
当時社長が折に触れて語っていた「言葉」を、私が黒板に書き付けたのでした。
下手糞な文字は勘弁していただきたい。しかし、【幹部】として、その文字を書き込んだ時の私の「気力」は、その文字に込められいる。
今の私には、これほど「力強い文字」は書けない。
しばし、黒板の前に佇み、己の【原点】を知る。
【再録終わり】
なるほど、なるほど。人間は「一人で育つ」ものではない。ちゃんと「育てられた」という背景があってこそ、今そこにいる・・・・。
さて今日のとじきは何位でしょう?
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posted by tojiki at 00:00
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覚悟
