アメリカ経済の番人であった、元連邦準備制度理事会(FRB)議長のグリーンスパン氏に
「半世紀、いや一世紀に一度の出来事だ!」
と言わしめた「リーマン・ブラザーズ」の経営破たんは、連鎖の輪を広げつつある。世界各地の証券市場で株価は下落し世界株安の様相を呈し、「リーマン・ブラザーズ」の日本法人も民事再生法の適用を東京地裁に申請した。
破綻した金額を聞いて目が点になる。
リーマン・ブラザーズ証券とリーマン・ブラザーズ・ホールディングス2社の負債合計は、3兆9000億円にのぼり、これは戦後2番目の規模です。
その割には、夕方のニュースに出ていた初老のキャスターは、
「邦銀の負担も少ないので大したことではなさそうだ。円高が進んで原材料が安く輸入できて、ものの値段が下がり、庶民の生活は楽になるんのではないか。悪いことばかりではありません」
と、わけの判らない発言をする。
円高が進めば、輸出企業にブレーキがかかる。内需が一向に伸びない現状で輸出が打撃を受ければどうなるのかを語らない。世界中が固唾をのんで見守っている緊張感のかけらもない。
リーマン・ブラザーズの破綻を受けて、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が深刻な資金繰り悪化に陥り、48時間または72時間以内に、連邦破産法の適用を申請をするという情報もある。AIGの株価はすでに60%ほど下落しています。
AIGは世界の企業のリスクに対する保険を扱っており、同社が経営破たんすれば世界の金融システムを揺るがすことになる。その危機を回避するためにAIGは、FRB(連邦準備制度理事会)に400億ドル(約4兆2000億円)のつなぎ融資を申請した。これが通らなければ、世界の金融界は激震に見舞われる。
次はどこか?と同時に、「ドル崩壊」が進むのではないか。
ドルが崩壊をした瞬間に、世界は基軸通貨を失い、世界の覇権の多極化が進む。経済力が低下する米国、ヨーロッパ、日本に代わり、BRIC(ブラジル・ロシア・インド・中国)やGCC(湾岸協力会議)の経済力が圧力を持ってくる。
優れた外務官僚だった、佐藤優氏が早くから喝破していた「新帝国主義」の時代が、参加メンバーを一新してやってくる。
アメリカ経済の番人であった、元連邦準備制度理事会(FRB)議長のグリーンスパン氏が「半世紀、いや一世紀に一度の出来事だ」と言った。
100年に一度のその時、日本は株式市場がお休みの「祝日」だった。
翌日「新聞休刊日」で新聞社は一斉休業だった。
建設会社の「談合」では重箱の隅まで突いて吼えまくる新聞屋は、新聞の発行を「談合」してやがる。
「てめぇら、恥を知れ!」
世界のリズムと日本のリズムは、ここまでずれている。
先ほど飛び込んできたニュースでは、米証券大手ゴールドマンサックスが、前年同月対比70%減益だという。
明日から「ラジオ」が手放せない。
世界が、動く。
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2008年09月16日
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